2015年 12月 の投稿一覧
【現場ストーリー】第十一話《奇襲》
人体は心臓が止まった時点で、即物的には「モノ」になるが、遺族は感情的に割り切れない。葬儀社の人たちは、そんな二方向のベクトルを、遺族と同じかそれ以上に持ちながら仕事をしていると思えた。彼らは、いついかなるときも「ご遺体」と言い、「死体」とは言わない。一方で、たとえば葬儀会館の事務室では事務仕事がごくふつうに行われ、寸暇に弁当を食べたり、同僚と「もう一度、(遺体に当てた)ドライアイスを代えなきゃな」と言った話と、「今朝の連ドラ見た?」といった話が並列したりすることに違和感などない。彼らにとって「死」は「生」と“地続き”なのだ。経験値から語られる言葉は、広く生き方、死に方、見送り方の示唆に満ちていると思えてきた。井上 理津子 著 【葬送の仕事師たち】より抜粋
【ゴミ屋敷の掃除のコツ】トイレにこびりついた汚れをキレイに落とす方法
ゴミ屋敷化してしまう原因の一つに、掃除を怠ってしまう事があります。
確かに、掃除というのは短い時間でも良いので、定期的に、理想を言えば毎日行うのがベストですが、そんな時間を取れない事も多々あると思います。
掃除といえば、キッチン、お風呂場、トイレなどの水回りは快適に、清潔に生活をする上では非常に重要な場所なので、再優先して掃除をしていきたい場所です。こうした場所の掃除をさぼってしまうと、後からキレイにするのは大変な仕事になりますが、元通りに掃除をする方法があります。
今回は、そういった水回りの掃除の中から、トイレの掃除の仕方に絞って、ご紹介をしたいと思います。
トイレの汚れの原因を知ろう
まず、トイレの便器に溜まってしまう代表的な汚れの種類と原因について、学んでいきましょう。
小水の成分による尿石汚れ
トイレの便器に、小水に含まれるカルシウムなどの成分が便器内に残り、固まったものを「尿石」と呼びます。まさに「石」と名前が付く通り、一度付いてしまうと石の様に固く、柔らかいブラシでこすっても全く取れない状態になることがあります。
用を足したあとに必ずトイレのコックをひねってしっかりと流しきることが尿石を作らない上では重要ですが、、わずかに便器表面の凹凸に入り込んで溜まっていきますので、時々掃除をしてあげる必要があります。
水あかによる汚れ
水道の水には、わずかにカルシウムやマグネシウムなどの成分が含まれています。こうした成分が水分の蒸発後に残ることで、白っぽい汚れとして残ることがあります。これが、いわゆる「水あか」の原因です。
水を使う場所には水あかが発生しやすく、お風呂場やキッチンでも発生することがあります。
トイレにおける水あかは、便器が白いため目立ちにくく、一見すると水あかが付いていない様に見えますが、見る角度を変えたりすることで、薄く膜の様に付着したものが見えるかもしれません。
ホコリによる黒ずみ
便器内に溜まったホコリ、またカビや雑菌などが原因で、黒っぽい筋の様な汚れが付着することがあります。これが「黒ずみ」です。
こうした汚れは、水あかと混ざることで頑固に、取れない汚れへと変質することがあります。また、水道の水に鉄分が含まれていると、それがサビ、同じく黒ずみの原因になることもあります。
汚れ別!トイレを新品同様に掃除する方法
さて、いよいよトイレを新品同様に掃除する方法をご紹介します。 どの汚れであっても、頑固な汚れに変質しています。しっかりと道具を揃える事が重要です。
掃除の前の下準備
トイレの掃除を始める前に、必ず実行したい下準備が「便器内に溜まった水を抜く」ことです。
トイレの便器には、臭いの逆流や排泄物の付着を防ぐために水が溜まる部分があります。こうした水の溜まった部分を単純に「水たまり」と呼びますが、その周囲には水に浮いた汚れによってリング状の汚れができたり、また水たまりの中にも汚れは付着します。 この部分もしっかりと掃除をするために、まずは水を抜きましょう。
必要な道具
- 石油ポンプ
- バケツ
水を抜く手順
- 石油ポンプを水たまりに入れ、もう一方の足をバケツに入れます。
- 石油ポンプのポンプ部分を握って、水を排出します。
※水たまりの水分が取りきれるまで、2の手順を続けます。
尿石を落とす
トイレの便器に溜まった頑固な尿石を落としましょう。
必要な道具
- 酸性洗剤または尿石剥離剤
- トイレットペーパーまたはキッチンペーパー
- トイレブラシ
尿石を落とす手順
- 尿石の溜まった箇所に、トイレットペーパーを貼り付けます ※薄いトイレットペーパーしかない場合、キッチンペーパーを使います。その場合、掃除の後にトイレに流すと詰まってしまいますので、必ず回収するようにします。
- トイレットペーパーの上に、酸性洗剤をたっぷりと垂らして、湿布の様に貼り付けます ※尿石の主成分がカルシウムであることから、酸性洗剤が有効です。家庭で使える強力な酸性洗剤が見つからない場合、尿石剥離剤を使うのも有効です。
- 薬剤を尿石にしっかりと浸透させるため、30分以上放置します。
- トイレットペーパーを取り除き、トイレブラシでこすります。強めにこすっても全く取れない場合、もう一度洗剤を湿布するか、トイレ掃除用の軽石でこする様にします。 ※便器の材質は陶器です。強くこすり過ぎると目には見えない小さな擦り傷ができ、汚れがつきやすくなってしまいますので、丁寧に掃除をしましょう。
水あかを落とす
必要な道具
- 酸性洗剤
- トイレットペーパーまたはキッチンペーパー
- トイレブラシ
水あかを落とす手順
尿石を取る手順とあまり変わりはありません。
- 水あかの付着した部分に、トイレットペーパーを貼り付けます
- トイレットペーパーの上に、酸性洗剤を垂らし、30分以上放置します
- トイレットペーパーを取り除き、トイレブラシでこすり取ります。
黒ずみを落とす
必要な道具
- 研磨剤入りクレンザー
- トイレットペーパーまたはキッチンペーパー
- トイレブラシ
黒ずみを落とす手順
- 黒ずみの付着した部分に、トイレットペーパーを貼り付けます
- トイレットペーパーの上に、研磨剤入りのクレンザーを垂らし、1時間程度放置します
- トイレットペーパーを取り除き、トイレブラシでこすり取ります。
まとめ
頑固な汚れに対応するためのトイレの掃除方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
トイレの掃除は臭いや汚れが気になって、なかなか自分で掃除しようと思いにくいところも有るかもしれませんが、こうした汚れを放置することによって、配管の詰まりにつながる事もあります。
ゴミ屋敷を掃除する上で、まずは水回りを使えるようにすることはとても優先度の高いことですので、今回の記事を参考に、まずはトイレの状態を確認するところから始めてみるのも良いかもしれません。
掃除や手入れの手間がない家具で、ゴミ屋敷化を防ごう
家具やインテリアは、住まいをあなたの快適空間にするためには欠かせないものですよね。
タンスにしろ、本棚にしろ、色々な素材、デザインのものが買えるため、モダンでシックなお部屋にしたい、だとかアジアンテイストの爽やかなお部屋にしたい、といった要望に応えてくれます。 ですが、家具はお部屋同様、使っている内にだんだんと汚れていくものです。
お気に入りの家具をいつまでも長く使っていくためには、やはり定期的な掃除は欠かせません。 今回は、手間なくキレイな状態を維持するために、手入れやメンテナンスがしやすいもの、そうでないものをご紹介します。
掃除する時間がない、面倒だと思う方は、これを参考にインテリアを揃えていけば掃除の楽なお部屋を作れますし、ゴミ屋敷化を未然に防ぐことにも繋がるかもしれません。
家具が汚れる原因
まず、そもそもなぜ家具が汚れたり劣化していくのか、その理由について学んでいきましょう。
ホコリは常に舞っている
みなさんもご経験が有ると思いますが、タンスでも、本棚でも、家具の天板部分など高いところにはホコリが溜まっていることが多いですよね。
当然、掃除が行き届かないと、そのようにホコリが堆積していくわけですが、ホコリって、そんなに室内に舞っているのでしょうか。 答えは、YESです。
ホコリ(=ハウスダスト)には、衣服の繊維くずの他にも、花粉や土、砂など外部から持ち込まれるもの、 食べ物のクズや髪の毛、フケ、綿ボコリ、更にカビの胞子、病原菌やダニの死骸・フンなど様々な物質が含まれています。 この中身によっては、大きさが異なり、軽いものは常に空気中に舞っています。
夜など、住む人が寝静まり空気の流れが減ることによって、ゆっくりと下降していき、家具や床などに落ちていきます。 人が生活する限りハウスダストが発生するので、定期的に掃除をしなければ、家具はホコリで汚れていくのです。
実は、菌も室内にたくさんいる
先ほど、ホコリの説明の中で、ホコリ(=ハウスダスト)にはダニの死がいなどの物質も含まれている、と書きました。ダニにとって、ホコリも重要な栄養になるので、ホコリの有るところにはダニもいる、と考えてよいでしょう。
また、ダニだけではありません。 花王株式会社が実施した調査によれば、ホコリ1gに対して、一般細菌の数は約7~10万個、カビは約1万程度含まれている様です。
【参考】花王株式会社 ホコリ意識・実態調査で、室内のホコリ中に、菌やカビの存在を確認
日常使いによる汚れ・跡の付着
家具に使われている素材や塗装によっては、日常的な仕様で注意が必要なものがあります。 詳しくは後述しますが、例えば桐の家具などは汚れがつきやすく、素手で触ると手垢など皮脂によって汚れが付いてしまうことがあります。
他にも、素材の持ち味を維持しながらお手入れするために、専用の道具が必要な物もあります。 家具は使って始めて意味があるものですから、日常的に汚れてしまうのは仕方がないことですが、それでもなるべく手入れが少ない・簡単な家具を探してみましょう。
メンテが必要な家具・インテリア
さて、まずは定期的な手入れが必要な家具をいくつかご紹介します。
オイル仕上げの無垢材家具
無垢材とは、複数の木材を張り合わせた合板(ごうばん)と違い、1つの木材を切り出した素材です。よく、テーブルとして利用されています。無垢材は、表面を「オイル仕上げ」「ウレタン塗装仕上げ」「ラッカー仕上げ」の3種類の仕上げ方法によって加工されます。 仕上げ方によって、表面の光沢や風合いが微妙に違っていて、天然素材そのものの風合いをキレイに出したい場合は、オイル仕上げがおすすめです。
ただ、オイル仕上げのものは水や焦げに弱い特徴があります。例えば、冷たいガラスのコップをテーブルに置いたままにすると、コップの底が接地した部分に「輪染み」ができることがあります。オイル表面が冷やされ、白く変色した状態です。 また、タバコの火を落としたり、鍋など熱いものをそのまま置いたりすると、焦げが発生することがあります。 こうした汚れは、表面をヤスリがけし、再度オイルを塗ってあげることで修復ができますが、そうした汚れを気にせずいたい、という方には多少手間があるかもしれません。
籐(ラタン)の家具
籐(ラタン)とは、ヤシ科の植物である「籐(とう)」を指します。ツル科の植物であり、それを細かく割いたものを縦横に編みこむことで家具の形に整形していきます。 天然素材で作られるため、独特の温かみのある風合いを持っており、家具として根強い人気があります。 ただ、天然素材であるために、水気に弱く、カビが繁殖しやすいといった特徴があります。
細かく編みこまれた構造によって溝があるため、そうした部分を中心にホコリが堆積、カビが根を張ってしまうのです。 定期的にお手入れが必要な材質ですが、水拭きした後は乾拭きで水分を飛ばし、乾燥も天日干しではなく陰干しが適切です。素材自体が呼吸をして調湿をしてくれますが、お部屋カビの繁殖しやすい湿度にならない様、長くキレイに保つにはある程度配慮が必要となります。
桐の家具
桐の家具は、タンスを代表として古くから普及しています。今でも、着物を保管するときには桐の箪笥を使うという方が多いのです。
これは、桐が日本の気候に合っていて、着物の劣化の原因となる湿度から守ってくれるためです。 一般的な桐の家具は表面に塗装加工を施していないため、基本的に汚れや傷への耐性はあまりありません。
特に、手垢や皮脂が付着すると、それだけで汚れが沈着してしまうので、扉の開け閉めは金具部分だけを持って行う、運搬する際は全てを覆って、直接手を触れないように行うなど、デリケートに扱わなければなりません。
鉄製家具
お部屋のインテリアにこだわる中で、レトロ調の風味・風合いがスキな人に特に人気があるのが、鉄製の家具です。
アンティークとして、全て鉄製のテーブルが販売されていたり、また木材と鉄の組み合わせで、例えば座面、背板は木で、それを支える枠は鉄製の家具もあります。 鉄製家具の素材は、鉄ですので頑丈で耐荷重性も高く、長く使える家具の一つです。
ただ、当然鉄であるということはサビが発生します。 鉄のサビは空気に触れるだけでもゆっくりと進行します。こうした鉄製家具の中には錆止め塗装が施されたものもありますが、塗装が剥がれると再び錆びてきますので、定期的に状態をチェックして、錆止め塗装をするなど、お手入れをしてあげる必要があります。
本革製品
革製品は肌触りがよく、特に高級なソファによく用いられています。大切に使えば長持ちしますし、使い込むごとに色合いも深くなり、本革ならではの重厚な風合いになっていくために、人気がある素材です。
表面がつるっとしているため、少しの水ならこぼしてもすぐに拭きあげることで染みこまないといったメリットがありますが、本革のメンテナンスには、革素材専用のクリーナー・保護剤を使用する必要があります。
こういった定期的なお手入れの手間を省くと、色あせやヒビ割れの原因になり、どんどん劣化してしまいます。 また、動物性たんぱく質を含んでいるため、一般的な繊維に比べてカビが繁殖しやすいので、湿度はよりシビアに管理してあげることが重要です。
手入れが簡単な家具・インテリア
一方、手入れが比較的簡単に行える家具・素材もありますので、ご紹介します。 ただ、注意したいのはまったく手入れがいらないわけではないということ。一切手を掛けなければ、カビが生えることもあります。
長くキレイな状態を保つためには、やっぱり定期的にホコリを取ったりしてあげる必要はあります。それでも、ささっと拭きとるだけで十分な場合も多いので、手間はほとんどかからないかもしれません。
合成皮革
合成皮革とは、見た目は本革の様に見えますが、合成樹脂(ポリウレタン:PUや塩化ビニル樹脂:PVC等)を付着させて作られた人工の素材を指します。本革と同じく、ソファに多く用いられています。
合成皮革は見た目は本革に似ていますが、素材が全く違うためお手入れは楽で、例えば汚れが付着したら水拭きできますし、必要に応じて洗浄力の弱い中性洗剤を使って掃除をすることもできます。
プラスチック家具
プラスチックの家具は、基本的に汚れが付着しにくく、汚れが付いたとしても水拭き、また少し強めの汚れであれば中性洗剤を薄めて使用することで、比較的簡単に汚れを落とすことができます。 このプラスチックのメンテナンス性の良さを活かして、籐(ラタン)と同じように編みこんで作られる、人工ラタン家具もあります。人工ラタンの椅子は、レストランの庭など屋外で使用される事が多いです。
まとめ
今回、定期的なお手入れの必要な家具と楽なものをご紹介しました。 ただ、どんなに手入れの手間が少ないからといっても、全く掃除をしなくて良い、というわけではありません。
ほこりが溜まってきたな…と思ったり水分をこぼしてしまった時など、気づいた時で構いませんから、さっと拭き取ってあげる事で、衛生面も守られますし、意識的にもゴミ屋敷になってしまう事を防ぐことができると思います。
【現場ストーリー】第十話《激突》
アイラビュ~ゥ
嘘に~震~えたぁ~
冷たいぃ~肩を~抱~いてぇ~