悪臭とは 特殊清掃現場で発生する臭い

悪臭とは

悪臭というのは、「人間が感じる嫌な臭い」を指します。

具体的に、どの様な臭いが悪臭になるのかは、明確な定義が有るわけではなく、人それぞれです。

例えば、工場など色々な化学物質を取り扱う場所では、その排水や処理した際に出る煙などの臭いが周辺環境に悪影響を及ぼさない様に、「悪臭防止法」という法律が制定されています。この場合、対象となる臭気またその物質が限定されていて、それらの抑制を行う事が求められています。

特殊清掃現場での悪臭とは

悪臭　＝　菌が発生していると考えてください。

特殊清掃での悪臭と言えば、故人から漏出した体液や腐敗液がそれに該当します。

その現場の環境（温度、湿度）などによって異なりますが、

通常、お亡くなりになられてから、通常1日～2日で腐敗が進むと言われています。

生前のように免疫力を体内に持たないご遺体には、細菌の増殖を止めることは出来ません。

体内のタンパク質が微生物により分解され、時間経過とともに体液、腐敗液として体外へ漏出してきます。

ご遺体から漏出した体液、腐敗液は空気中に蒸発、天井や壁、家具類へ付着し　はじめお部屋全体に広がり、やがて家中、屋外へと広がっていきます。

それがどんな臭い？かと問合われれば

もう二度と嗅ぎたくない臭い。としか言いようがありません。

ご遺体のあった現場での、消臭はどうすれば良いの？

もう二度と嗅ぎたくない・・・そんな強烈な臭いは、通常のクリーニングで消し去ることができるでしょうか。

答えは、ほとんどの場合NOと言えます。

例えば、孤独死のあった現場では、通常発見までに数日以上かかる事が大半です。

夏場であれば、24時間以内に腐敗が始まるため、同時にご遺体から臭いが発生し始めてしまうのです。

こうした臭気は、目に見えない臭い分子となって、先にお伝えした様に、お部屋に残された衣服や書籍などあらゆる物にゆっくりと広がっていく他、体液はフローリングやクッションフロア、畳の僅かな隙間を通って下地へ、更に基礎部分まで浸透することがあります。

壁面にもたれかかるようにしてお亡くなりになっていた場合は、ビニールクロスや下地、石膏ボードまで染みていくことが有ります。

この様に、臭いの元が、建物の構造奥深くまで入り込んでしまうと、いくらクリーニングを行っても、臭いの元を清掃できないために、根本的な臭いの解決はできなくなります。

また、市販されている芳香剤や消臭剤を置いたとしても、臭いがすっかり消えてしまう…ことはほとんど考えにくいと言えます。

ただ、一時的であれば、表面的なクリーニングや消臭剤を置くことで臭いが収まる事もあります。しかし、その後で再び臭いが舞い戻ってくる事が予想されます。

悪臭の根源を断ち切り、永続的な無臭化を。それが、我々の消臭技術です

我々のご提供する特殊清掃サービスでは、清掃作業の他に、消臭作業が必ず付いております。

この消臭作業では、専用の消臭剤と機材、また臭いの戻りを防ぐ防臭工法を組み合わせて実施しておりますので、最短で半日から、臭いの全く無いお部屋を作ることが可能です。

消臭作業を含めた、特殊清掃サービスの作業内容の詳細

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